寝るときの姿勢…仰向け・横向き・うつぶせなどいろいろありますが…。
あなたはいつもどんな姿勢で寝ていますか?
私は、意識的に「この姿勢で寝よう!」と決めて寝ているわけではありませんが、普段はうつぶせの姿勢で寝ています。なぜこの姿勢で寝ているの?と聞かれると、無意識なのでわからなかったのですがこれを機に考えてみました。
理由を探るため実際にベッドに入って、まず「あおむけ」、次に「横向き」、最後に「うつぶせ」の姿勢をとってみました。
すると、「やっぱりうつぶせの姿勢が一番しっくりくるなぁ」と、私がうつぶせ寝を好む理由が判明しました!
それは…
あくまで私個人が感じたことで、一般的に受け入れられるかわかりませんが…(汗)
しかし、うつぶせの姿勢で寝るのって身体のためにはどうなの?という疑問が生まれました。今まではなにも考えず睡眠時にとっていた姿勢ですが、こうして振り返って考える機会ができると、もしかして改善したほうが良いのでは?と思ったり…なんだか不安になりました。
なので、うつぶせ寝について少し調べようと思います。
「わかる!わかる!」「うつぶせ寝が落ち着くんですよね~」と共感してくださる方はもちろん、「全然わからない」「それって良くないんじゃない?」と思われる方も、どうぞご参考にしていただき知識として頭に残していただければ幸いです。
うつぶせ寝をしてもいいの?
寝る姿勢のなかで、一般的に良いとされているのは「仰向け」なんです。
ちょっと待ってください
実はうつぶせ寝のメリットもあったりそれを推奨する専門家もいらっしゃったりして、「うつぶせ寝は絶対いけません!」「仰向けで寝るようにしてください!」とは言えないのです。
犬や猫、その他の哺乳類の中で仰向けで寝るのは人間だけなんだそうです。人間はサルから進化したといわれ、もともと4足歩行だったのでその体勢に一番近い「うつぶせ」で寝るのはそんなにおかしいことではないのです。
まずは、うつぶせ寝のメリットをご紹介しましょう!
うつぶせ寝のメリットとは?
イメージ的に苦しそうと思われている方が多いかもしれませんが、うつぶせ寝にはこんなメリットがあるんです。
楽に呼吸ができる
うつぶせの姿勢をとると胸部が圧迫されます。すると、横隔膜が下がって下腹部が膨らみやすくなるので、自然と腹式呼吸になるのです。
私たちが日中活動しているときは、胸を膨らませ肩が上がる、いわゆる胸式呼吸を行っていますが、それに対し腹式呼吸は肩や胸は動かずに下腹部が膨らみます。
腹式呼吸は自律神経のバランスを整える効果が得られるといわれています。寝ている間に自律神経のバランスを整えて、次の日に向けてリフレッシュできているというわけです。
さらに、仰向け寝をしていると起こりやすい舌根沈下という現象があるのですが、これはどういうことかというと…
これにより、いびき・睡眠時無呼吸症候群を引き起こします。これらの症状はうつぶせ寝をすることで起こるリスクを回避できるんですね。
寝ている間にしっかり疲労回復!
呼吸が安定すると、酸素の取り入れ・二酸化炭素の排出がスムーズになり、血液中の酸素量不足が防止できます。
取り入れる酸素量が増えることによって、血液中の酸素不足が原因で引き起こされる疲労の蓄積、また血管の老化現象を抑制する効果があります。
血流をよくする
スムーズに酸素を取り込めるため、血液がドロドロになる(※)を防ぎ、「血栓」という血管を詰まらせる血の塊ができるのを予防する効果が期待できます。
それによって、各所の血管が詰まることで引き起こされる脳梗塞・心筋梗塞などの病気の予防にもつながります。
※血がドロドロになる原因
血液の酸素が不足すると、赤血球が増加し血液の濃度が上がるため起きる。
こうなると、血栓の発生リスクが高まります。
肩こり・腰痛を緩和する効果が!
うつぶせの姿勢をとることで、体全体の筋肉が緩んで緊張がほぐれます。
肩や腰に余計な力が入らないため、コリ・痛みの緩和効果を得ることができます。
うつぶせ寝のデメリット
さて、うつぶせ寝でのメリットをご紹介してきました。
いえいえ。物事には必ず良い面があれば悪い面もあります。
デメリットを知ることで、メリットが生かしやすくなるはずです。それでは、うつぶせ寝におけるデメリットも見ていきましょう。
肌が荒れやすい
うつ伏せの姿勢は、顔の肌を直接枕やマットレスに触れます。一晩経って汚れや細菌が付着した枕本体や、枕カバー、ベッドカバーに再び顔の肌を直接触れることになります。そうすると肌荒れしやすくなってしまうということですね。
なので、こまめに洗濯しマットレス・布団・枕のカバーを常に清潔に保つ必要があります。
息苦しく感じることも…
夜遅くまでパソコン・テレビ・スマートフォンを見ていると、交感神経が刺激され覚醒状態になり、いざ寝よういうときも腹式呼吸に切り替えられず胸式呼吸のままになります。
そうなるとうつぶせの状態は胸を圧迫するので息苦しさを感じ、入眠の妨げになる可能性があります。
首に負担のかかる場合がある
顔をどちらか一方の向きで固定する形になるので、首への負担が大きくなる場合があります。これにより寝違えが多くなったり、顔を押さえつけるので顎への負担も大きくなり顎関節症を発症する可能性があります。
さて、このデメリットなのですが、あるアイテムを使用することによって軽減されることをご存じですか?
そのアイテムとはうつ伏せ専用枕!!そのまんまですね(^^;
この専用枕を使用すると息苦しさとか首の痛みの軽減を図ることができます。それでは、うつぶせ寝専用枕をいくつかご紹介しましょう!
おすすめのうつぶせ寝専用枕
うつぶせ寝に特化した立体構造 【伏寝枕】
中央のハート型円弧形状の出っ張りを抱え込むようにして使用します。腕の置き場にも配慮してあり、肩の緊張を和らげさらに腹式呼吸を促すことで自然な呼吸となり、いびき防止や肩こりを改善させる効果があります。
医師が推奨うつぶせ睡眠 FUSERO3】
快適なうつぶせ寝をサポートするため、枕の高さを調節できるように中に入っているパイプ材を取り出せるファスナーを備えています。
うつぶせ寝でスムーズな呼吸をサポート【眠気スッキリ枕】
ボディレストを搭載し、身体に自然な傾斜をつけてうつぶせ寝に適した姿勢をサポートします。
こちらの商品も、中に入っているパイプ材を取り出して高さ調節ができるようになっています。
まとめ
最後に、うつぶせ寝のメリット・デメリットを簡単におさらいしましょう。
うつぶせ寝のメリット
・楽に呼吸ができる
・いびき防止
・血流改善
・肩こり、腰痛改善に効果あり
うつぶせ寝のデメリット
・肌荒れしやすい
・息苦しく感じる場合あり
・首に負担がかかる
カバーなどの清潔を保つ・専用枕の使用を検討するという対応策を講じることで、効率よくメリットを生かすことができます。
すでにうつぶせ寝をしている人もこれからしようとしている人も、ポイントを押さえて快適な睡眠をとれるようにしましょう!