「夜しっかり眠れて朝すっきり目覚められる」
そんな生活できていますか?
質の高い睡眠をとるためのカギの一つが寝具です。その中でもマットレスは、ぐっすり熟睡できるかを左右する重要なアイテムです。
では、「体重が重い人はどんなマットレスを選べば良いのでしょう?」数年前まで肥満体型だった私が抱いた疑問です。
当時、私の体重は標準体重よりもプラス20キロに届きそうなほどの勢いでした。おまけに夜はぐっすり眠れず、疲労感に悩んでいました。
朝、目が覚めると体が重く、何となくイライラして妻に当たってしまう・・・今考えると当時の私は最低の男で、当時は妻との仲は険悪でした。仕事中もイライラ。物を食べることで気分を紛らわせて何とか仕事をこなしていました。
そんな事を繰り返していたので、睡眠も体調も最悪な状態でした。当然と言えば当然ですよね…。
そんな生活の中での唯一の癒しがお寺・神社巡りでした。お寺や神社に行くと、不思議と心が落ち着いたのです。
気持ちが静かになると、自分を振り返ることができました。そして、ある時ふと「なんだか疲れているなぁ。ぐっすり眠りたいな…」そんな事が思い浮かびました。
「そうだ、睡眠環境を見直してみよう!」そう思い立って調べてみると、「マットレスを変えると睡眠の質が上がる」ということが分かりました。
体重の重い私には硬めのマットレスが良いという点に注意しながらマットレスを探し、最終的にとても良いマットレスに出会うことができました。
マットレスを変えたことで熟睡できるようになり、朝もすっきり目覚められるので妻に当たることがなくなりました。
そして何と、体重が少し減っていたのです!
それがもう嬉しくて嬉しくて。それからは、食事に気を付けるようになり、週末はお寺・神社巡りでしっかりと歩くようにしてダイエットに励みました。
食事制限とダイエットの効果なのでしょうか。体重も10kg 以上減り、妻との会話も増えました。もうすぐ妻の誕生日なので、出雲大社への旅行に誘ってみようかな(笑)
私は、マットレスを変えることで熟睡できるようになり、おまけにダイエットが成功して妻との関係も良くなりました。
私と同じように睡眠に悩みを抱えた人の参考になるように、体重によるマットレスの選び方についてまとめてみました。参考にしていただけたら嬉しいです。
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マットレスの種類
マットレスの素材には、いくつかの種類があります。ここでは、体圧分散性の良さからおすすめしたい低反発ウレタンマットレス、高反発ウレタンマットレス、ポケットコイルマットレスの3種について説明します。
価格 |
軽さ |
通気性 |
耐久性 |
|
低反発ウレタン |
◎ |
〇 |
△ |
△ |
高反発ウレタン |
◎ |
◎ |
〇 |
〇 |
ポケットコイル |
△ |
△ |
◎ |
◎ |
低反発ウレタンマットレス
柔らかい寝心地で包み込むように体をサポートするマットレスです。体重を面でサポートするので体圧分散性に優れており、軽めで扱いやすく価格もお手頃である反面、お尻が沈み込み過ぎて腰に負担がかかったり、寝返りが打ちにくい、蒸れやすいというデメリットもあります。
高反発ウレタンマットレス
しっかりとした寝心地で寝姿勢が自然な状態になるようサポートするマットレスです。サポート力が高い、寝返りが打ちやすい、軽く扱いやすい、お手頃価格という点でおすすめですが、体重の軽い人には硬すぎる場合もあります。
ポケットコイルマットレス
いくつもの点で体に沿うようにサポートするマットレスです。寝姿勢が自然な状態になり、寝返りが打ちやすく通気性・耐久性に優れている反面、厚くて扱いにくく価格も高めというデメリットがあります。引っ越し等の予定がなく、マットレスを長く大切に使いたいという方にはおすすめです。
体重が軽い人向けのマットレスは?
子どもや小柄な女性など、体重が軽い人には包み込むようなサポート性の低反発マットレスやポケットコイルマットレスがおすすめです。寝心地の好みによっては高反発マットレスでも良いでしょう。
体重が軽い場合、硬めのマットレスでは全身がうまく沈み込まず、首・腰や肩に負担がかかってしまいます。
お店などで実際に数分間寝そべってみて、腰や首に負担がかかっていないか、寝返りが打ちやすいか確認してみると確実です。
現在お使いのマットレスが硬いと感じている場合、上に薄めの低反発マットレスを敷いてサポート性を高めるという方法もあります。
息子のマットレスを選ぶ時、ウレタンマットレスかコイルマットレスかで迷いました。やんちゃな性格なのでコイルマットレスはきっとすぐダメにするだろうということで、結局ウレタンマットレスから選ぶことにしました。
柔らかい寝心地が気に入ったと息子は低反発マットレスを選び、その日から夜は嬉しそうに寝室へ行くようになりました。どうやら低反発マットレスは息子に合っていたようです。
子ども用のウレタンマットレスを選ぶ場合は、寝心地の好みで判断してみてください。
体重が重い人向けのマットレスは?
体重が重い人には、しっかりとしたサポート性で体の負担をうまく分散させてくれる高反発マットレスやポケットコイルマットレスがおすすめです。
体重が重い場合のマットレス選びは底つき感やヘタりに注意する必要があり、マットレスには硬さが必要です。しかし、硬すぎると寝姿勢が不自然になり、腰などに負担がかかってしまいますので適度なサポート性が必要です。
実際にマットレスを試してみて、底つき感がないか、首や腰に違和感がないかを確認することをおすすめします。
高反発のウレタンマットレスにするか、ポケットコイルマットレスにするか迷った際、私は寝心地の好みで選びました。ポケットコイルマットレスは押し返しが良すぎてフワフワと落ち着かないような感じがしたので、結局、高反発マットレスを選びました。ポケットコイルマットレスは好みが分かれそうだなと思います。
体重別おすすめマットレス
体重別でおすすめしたいマットレスを一覧にしました。マットレス選びの際の目安にしてください。
体重別おすすめマットレス
・20~30kgの子ども: 5cm 程度のウレタンマットレス
・40~50kg の人: 8cm 以上のウレタンマットレスや15cm以上のポケットコイルマットレス
・60~80kg の人: 11cm 以上のウレタンマットレスや15cm 以上のポケットコイルマットレス
・100kg 以上の人: 13cm 以上の高反発ウレタンマットレスや15cm 以上のポケットコイルマットレス
詳しく解説します。
・20~30kg 前後の子どもには、5cm 程度のウレタンマットレスがおすすめです。寝姿勢の自然さや寝返りの打ちやすさで低反発か高反発かを選ぶと良いです。ポケットコイルマットレスもおすすめですが、価格が高い・厚くて重いというデメリットがあります。
子どもは寝汗をかきやすいので、どのマットレスであっても汗対策の敷パッドを使うことをおすすめします。
・40~50kg 前後の人には、8cm 以上のウレタンマットレスや15cm 以上のポケットコイルマットレスがおすすめです。 高反発ウレタンマットレスやポケットコイルマットレスでは違和感があると感じる場合は低反発ウレタンマットレスを試してみてください。
・60~80kg 前後の人には、11cm 以上のウレタンマットレスや15cm 以上のポケットコイルマットレスがおすすめです。寝姿勢で違和感を感じないもの、寝返りが打ちやすいものを選んでください。
・100kg 以上の人は、13cm 以上の高反発ウレタンマットレスや15cm 以上のポケットコイルマットレスがおすすめです。寝姿勢で負担を感じるようであれば、薄い低反発ウレタンマットレスを上に敷くことでサポート性を調整することができます。
体重別、腰痛がある人におすすめのマットレスは?
体重別腰痛がある人におすすめのマットレス
・50kg 以下: 低反発ウレタンマットレスやポケットコイルマットレス
・60~70kg 前後: 高反発ウレタンマットレスやポケットコイルマットレス
・80 kg 以上: 高反発ウレタンマットレスやポケットコイルマットレス
腰痛改善のためには、寝ている時に腰のS字カーブが自然な状態で保たれるマットレスを選ぶことが重要です。また、寝返りを打つことで体の負担がうまく分散されるので、寝返りの打ちやすさも大切です。
・体重が50kg 以下で腰痛がある人は、マットレスが硬すぎて腰や肩に負担をかけている場合があります。柔らかさがある低反発ウレタンマットレスやサポート力に優れたポケットコイルマットレスがおすすめです。
・体重60~70kg 前後で腰痛がある人には高反発ウレタンマットレスやポケットコイルマットレスがおすすめです。
・体重80kg 以上で腰痛がある人は、マットレスが柔らかすぎて腰に負担をかけている場合があります。ある程度硬さもある高反発ウレタンマットレスやサポート力に優れたポケットコイルマットレスがおすすめです。
腰痛がある人は、更に悪化してしまうことを防ぐため、マットレスを実際に試してみることをおすすめします。
マットレスを試してみる
気になるマットレスが本当に自分に合っているかどうか確認する方法として
・お店で試す
・返金保証のあるマットレスを自宅で試す
・ホテルに宿泊して試す
という3つがあります。
お店で試す場合はマットレスにしばらく仰向けに寝てみて、腰や首に違和感がないか、寝返りは打ちやすいかを確認してください。
返金保証のあるマットレスやホテルに導入されているマットレスであれば、体に負担がないか、自分の好みの寝心地かどうか時間をかけてじっくり試すことができます。
マットレスを実際に試してみるのはすごくおすすめです。合わないマットレスを選んでしまうと腰痛や肩こりの原因になってしまうことがあります。質の良い眠りを手に入れるためだと思って実物を試す機会を是非作ってください。
まとめ
まとめ
・低反発ウレタンマットレスは、柔らかい寝心地、扱いやすい、価格もお手頃という点でおすすめ
・高反発ウレタンマットレスは、サポート力、寝返りの打ちやすさ、扱いやすさ、価格の点からおすすめ
・ポケットコイルマットレスは、サポート力、寝返りの打ちやすさ、通気性や耐久性の点でおすすめ
・体重20~30kg の子どもには5cm 程度のウレタンマットレスがおすすめ
・体重40~50kg の人には8cm 以上のウレタンマットレスや15cm 以上のポケットコイルマットレスがおすすめ。腰痛がある場合は
低反発マットレスやポケットコイルマットレスを選ぶとよい
・体重60~80kg の人には11cm 以上のウレタンマットレスや15cm 以上のポケットコイルマットレスがおすすめ。腰痛がある場合は
高反発ウレタンマットレスやポケットコイルマットレスを選ぶとよい
・体重100kg 以上の人は、腰痛に関わらず13cm 以上の高反発ウレタンマットレスやポケットコイルマットレスがおすすめ
・マットレスを実際にには、お店へ行く、返金保証があるマットレスを試す、ホテルで試すという方法がある
体重が軽い人には柔らかめのマットレス、重い人にはしっかりと体をサポートしてくれるマットレスがおすすめです。
自分の体に合ったマットレスを使うと睡眠の質が上がります。少なくとも私は、自分に合うマットレスに変えたことでダイエットに成功し、妻とのコミュニケーションも良くなりました。
あなたもマットレスを変えて手軽に睡眠改善してみませんか?