毎日、頑張っているあなた。お疲れ様です。
毎日クタクタの状態で自宅に帰って『ホッ』と一息つく瞬間。それはベッドに横たわった時ではないでしょうか?
そんなあなたの大事なリラックスタイムにとても大事なマットレス。
キレイですか?
快適な眠りのために、布団を干したりシーツを洗濯したりとお手入れしてますよね?
では、マットレスのお手入れはどうしていますか?定期的にしていますか?
毎日布団もマットレスも上げているにもかかわらず、少しずつマットレスの裏に浮かびあがる「黒い点」。それが何かご存じですか?
実は「カビ」なのです!
一度生えた『カビ』を完全に消し去ることは簡単ではありません。
「カビ」が生えている布団やマットレスで寝ることにより体調を崩すことは容易に考えられます。今のまま使い続けてよいのでしょうか?
マットレスのカビによる体への悪影響
購入当時は真っ白でキレイだったマットレスが、いつの間にか黒い斑点がポツポツと!!それが「黒カビ」なのです。
「黒カビ」がいっぱい出ていると見た目にも汚らしいですよね?
しかも、カビは胞子を飛ばして増殖するのです。そして【夏型過敏性肺炎】や【アスペルギルス症】といった「呼吸器系」に悪影響を与えるのです。ニキビの原因になったり、水虫もカビ菌が原因で発症することもあるのです。
それでは、「夏型過敏性肺炎」と「アスペルギルス症」とはどういった病気なのかみていきましょう。
夏型過敏性肺炎
・部屋のカビで発症する「夏型過敏性肺炎」
夏場に微熱と咳が続いた後に、高熱を発症するのが「夏型過敏性肺炎」の特徴です。
夏が終わると自然と咳も落ち着いてきます。この肺炎の原因は「トリコスポロン」というカビ菌です。このカビの胞子を吸い込むことでアレルギー反応が起きて、肺炎になることがあるのです。
夏場になんとなく熱が出てだるくなり、咳がずっと続くなぁ~と思っていたら・・・原因は「カビ」だったのですね。
夏の間中咳が続いて「百日咳」かな?って思っていたのですが、「夏型過敏性肺炎」になっていたのですね。だから秋になったら治まっていたのかぁ~。知らないというのは恐ろしいものですね。
アスペルギルス症
・アスペルギルス属と呼ばれる真菌(カビ)が原因
ごくごく普通に空気中に漂っている真菌(カビ)を吸い込むことで発症します。誰もが吸い込んでいるのですが、通常ならば影響はないのです。
しかし、免疫力の弱い赤ちゃんや過去に肺疾患の経験がある方などで、免疫機能の落ちた方などがアスペルギルスのカビ菌を吸い込むとアスペルギルス症になってしまうのです。
「カビ」って結構、怖い存在なんですね。普通に何の気なしに生活していても、多かれ少なかれ吸い込んでいるとは・・・。そう考えると、いつ自分が何かしらの病気を発症してもおかしくないわけですね。うわ~っ、とても怖いですね・・・
マットレスのクリーニングが自宅でもできる?
湿気や夏場の寝汗などでマットレスにカビが生えて困っている。そんな悩みを解決する『カビの取り方や殺菌方法』をご紹介していきたいと思います。
しかしながら、ほとんどのマットレスには「塩素系洗剤」を使うことができません。
まずは現在使っているマットレスの説明書を確認することをお勧めします。
マットレスのカビの取り方(消毒用エタノール)
ドラッグストアなどで購入できる消毒用エタノールを使うことにより、カビの部分を殺菌することができます。
【準備するもの】
- 布(キレイなタオル、雑巾)
- お湯
- ドライヤー
- 消毒用エタノール
- スプレーボトル
【殺菌方法】
① 消毒用エタノールをスプレーボトルに入れ替える。
② マットレスのカビ部分がエタノールで湿る程度に、しっかりと吹き付ける。
③ 吹き付けたら1時間ほど放置する。
④ お湯につけたタオルでマットレスのカビの部分をふき取る。
→タオルは絞りすぎず、ポンポンと叩くようにふき取る。
⑤ ふき取り終わったら、湿った部分をドライヤーで乾かす。
⑥ 湿った部分がなくなったら、風通しの良いところで「陰干し」をする。
手軽に購入できる消毒用エタノール。スプレーボトルも100均などで買えますね!まずは「黒カビを殺菌する」ことで、これ以上増殖するのを防ぎましょう!
あとは、しっかり乾燥させましょうね!
(せっかく殺菌したのに、乾燥がしっかりできてなくてまたカビが生えた!なんてことになったら、大変ですものね!!)
マットレスの黒カビを除去する方法はない?
今回ご紹介した方法は「カビができたばかり」ならば殺菌できる方法です。
アルコール除菌スプレーや消毒用エタノールはカビを「死滅させる」ことはできますが、黒くついたシミを白く戻す効果はないのです。
黒いシミを取るならば「漂白剤」を使うしかありません。しかしながら、衣類用の「酸素系漂白剤」は効果が弱く、「塩素系漂白剤」は洗浄力が強くて色落ちなどしてしまいます。
しかし黒いボツボツが残ってしまっても、除菌でカビは死滅していますので、あまり気にしないようにしましょう。どうしても気になるのならば専門のクリーニング業者にお願いするようにしましょう。
大事なリラックスタイムの担い手。大事にしたいですよね?漂白剤の使用は、大事なマットレスを傷つけてしまう。
では、マットレスに黒カビがつかないようにするにはどうすればいいのでしょうか?それでは予防法を見ていきましょう。
マットレスに有効なカビ対策とは?
カビの生える原因は「高温多湿」です。カビの対策は基本的には「乾燥させること」です。
湿気がなくなればカビは繁殖できなくなります。普段からマットレスを乾燥させるように心がけましょう。
では、どのようにして乾燥させればよいのでしょうか?
対策1:床に直接置かないこと
マットレスに直接寝たり、そのまま床に置かないこと。湿気がこもる原因となります。フローリングに置くときは「すのこ」を活用します。寝る面にシーツやベッドパッドを敷くなど対策をしましょう。
対策2:寝室の喚起をすること
部屋の空気を入れ替えて、湿気を部屋にこもらせないようにしましょう。朝起きたら窓を開けて空気の入れ替えをするようにしましょう。
対策3:マットレスをあげること
朝起きたら布団をたたみ、マットレスも立ち上げて壁に立てかけるようにしましょう。毎日は難しいので、週末などに行ってみては?
対策4:表裏を入れ替えること
同じ部分で寝ていると、いつも汗を吸う場所が同じになってしまいます。一定の場所に湿気が留まり、カビが生えやすくなります。定期的に表裏や上下を入れ替えるようにしましょう。
対策5:防湿シートや敷きパッドを使うこと
市販の「ベッドパッド」や「敷きパッド」を使うという方法もあります。両方とも『洗える』という点が、かなり良いのではないでしょうか?なかなか手入れができないという方には、オススメですね!
まとめ
マットレスにできた黒カビは健康な方にはなんら影響はないのですが、赤ちゃんや高齢者・肺疾患の経験がある方には非常に危険なものなのです。
黒カビを発見したときは、早急に「殺菌」するようにしましょう。そして「常に乾燥させる」ことを心がけましょう。
対策の中にもあった「防湿シート」や「敷きパッド」を使うことにより、湿気をマットレスに吸収させるのではなく、他の物に吸収させてこまめに洗濯し、マットレスの清潔を保つことが大事ですね。
マットレスの黒カビは見た目的にもよくないですから、そうならないように常日頃からの予防が大切ですね!キレイなマットレスで、安心して眠りたいですもんね!