あなたはどんな寝具で寝ていますか?
床に直に布団を敷いて寝ている人、ベッドに寝ている人、マットレスに寝ている人、マットレスを併用して寝ている人様々ですよね。
また、おじいちゃんのように夜中に腰が痛くて目が覚めることありませんか?せっかく寝て疲れをとるはずが、朝起きて逆に体に痛みを感じることはありませんか?
私も腰痛に悩まされた時期がありました。体が痛くなるから、柔らかいマットレスを使えば良い!と思っていたんです。痛くなるならふっかふかの柔らかいものを使った方が良い…皆さんもそう思いませんか?でも、それが大きな間違いでした…。
体にとって快適なマットレスには、適度な硬さが必要だったのです!!
自身が腰痛に悩んでる人はもちろん、おじいちゃんやおばあちゃんなど身の周りに腰痛に悩んでる人の腰痛対策にプレゼントを考えてる人も是非参考にしてみて下さい!
なぜ高齢者になると衰えるの?
個人差はありますが、高齢者になると運動量が減るため筋力が低下してきます。
若い頃は軽々と出来たことも年を重ね身体能力が低下してくると体が思うように動かせなくなってしまうためです。また、食が細くなると量を食べれなくなり、バランス良く栄養を十分に摂取することが難しくなってきます。
そのため筋力・体力が衰えてくるとベッドや布団など、横になって過ごす時間が増えてきます。それがまた衰えの原因となり、まさに負のループですね…。寝ると楽になることもありますが、寝たきりの時間が長く続くと体にとって負担もでてきます。
特に体に合ってない寝具で長時間過ごすと、腰痛であったり褥瘡を引き起こすこともあります。腰痛は年齢問わず誰にでも起こります。褥瘡は高齢者に多くみられます。
褥瘡って何?
褥瘡=”じょくそう”と読みます。寝姿勢などにおいて長い時間腰や体が圧迫されることにより血の流れが悪くなると、皮膚がただれて赤くなったり、傷ができてしまう症状のことを言います。
褥瘡についてはこちらの記事をご参照ください。
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このように体に不快な症状がでると、睡眠が浅くなったり、睡眠自体が苦痛に思えてきます。
高齢者にとって、いかに睡眠の質が重要なのかってことですね!!
高齢者にマットレスを使うメリットとは?
布団を好む高齢者の方も多くいると思います。しかし、年齢や自分の体の状態によってはマットレスを利用したベッドを使う方が良い場合があります。
しかし布団は床に直に敷いているため、下が硬く体に負担がかかります。また起き上がった後に立ち上がるため多くの筋力を使います。元気なうちはなんて事ない動作も年々厳しくなっていくものです。
更に、布団の上げ下ろしの作業もかなりの重労働となり負担になります。メンテナンスとしては、天気の良い日に外に干すなんて事もありますが、これもまた大変な作業ですよね。
それに比べてベッドで寝るということは高さがある分、起き上がってから立ち上がる動作の上でとても楽に行えます。また床に直に寝ている訳ではないので、硬さを感じることなく体への負担も軽減されます。
ベッドは布団と違い上げ下ろしの作業がなくなるため、日々の重労働から解放されます。また、メンテナンスも立てかけるだけで十分なので、天気を気にしたり力を使うことなく簡単に行える利点があります。
布団とベッドを比較すると床からの高さが違うため、ホコリを吸いにくいという点に置いても、ベッドの方が健康面に良いですね。
マットレスには種類がたくさん
マットレスが良いと言われても売り場にはたくさんのマットレスが売られています。マットレスを使えば良いのなら、どれを使っても同じなのかな?と思ってしまいますよね。
マットレスには種類によって価格も違えば、素材も違い、体の支え方も違います。では、マットレスの種類を見ていきましょう。
マットレスには、大きく分けてコイルとノンコイルの二種類があります。
コイルマットレス
コイルの特徴
コイルというバネのようなものが入っているため、とても丈夫にできています。丈夫な分、重量感があります。高価なものから、安価なものまで幅広くあります。
①【ポケットコイル】体を点で支えてくれるマットレスになります。点で支えてくれるため、体への負担は軽減されますが価格は高いものが多いです。
②【ボンネルコイル】体を面で支えてくれるマットレスになります。ポケットコイルと比較すると価格は安いですが、面で体を支えるため硬めなものになります。
ノンコイルマットレス
ノンコイルの特徴
軽量なウレタン素材やエア素材でできています。ウレタン素材の方が寒い冬場も暖かく過ごす事が出来ますのでオススメです。
①【高反発マットレス】体を泡で支えます。支えてくれるマットレスになるため、硬めにできています。
②【低反発マットレス】体を泡で包み込んでくれます。包み込むという表現でも伝わってくるように、柔めにできています。
高齢者におすすめのマットレスは?
さて、マットレスの種類について分かったところで、高齢者の方が使うにはどのマットレスが最適だと思いますか?
筋力が低下する高齢者は、だんだん寝返りをうつことが難しくなってきます。しかし寝返りをうたないで同じ姿勢で寝ていると、腰痛や褥瘡の原因になってしまいます。そのため筋力を使わなくてもラクに寝返りをうつためには、マットレスの反発力が必要不可欠になってきます。
そこで高齢者にオススメなマットレスは、ズバリ高反発マットレスです!!
高反発マットレスは硬めに作られてるため、体が沈み込む事なく支えられてるので体への負担が減り、負荷がかかりません。沈み込まないので、筋力が低下していてもラクに寝返りをうつことが可能になるのです。
そして何よりマットレス自体が軽量なので、お手入れもとってもラクに行えます。ずっと敷きっぱなしにしてるとマットレスもカビてしまいます。だからといって筋力が低下してるのに重労働なお手入れは大変ですよね。高反発マットレスは立てかけるだけで良いので、力を使わず簡単に行えます。
ポケットコイルも体には負担が少なく良いのですが、価格が高めです。
価格の安めなものもありますが、かえって逆効果になってしまうものもあります。マットレス自体が重いのでメンテナンスが大変、陰干しが大変というデメリットもあります。しかし実際に使ってみないと分からないものです。そんな中いきなり高額のマットレスを購入するというのも勇気のいるものです。
大切なのは自分の体に合ったマットレスを使うことです。柔らか過ぎず硬過ぎない適度な反発力のあるマットレスは寝返りを助けてくれ、睡眠の質をグンと上げてくれます。
高齢者は馴染みのある布団にこだわる人もいるかと思いますが、体の状態に合わせて寝具も見直していく必要があります。また自分で寝具を選べない高齢者などは、周りの家族が気にかけてあげると良いでしょう。
オススメ!高反発マットレス”モットン”
モットンは、日本人のために開発された高反発マットレスです。幅広い人に利用してもらえるように、体重によってソフト・レギュラー・ハードと3種類の硬さから選べるようになってます。体圧分散に優れた構造なので、自然な寝返りをうてるため、腰痛対策に効果的なマットレスといえます。
まとめ
いかがでしたか?高齢者にオススメなマットレスは、高反発マットレスでした!!
筋力の低下で衰えてきた高齢者の方にとっては、寝心地だけではく日頃のお手入れも手軽に行えるマットレスがオススメでしたね。今回は高齢者に向けてでしたが、マットレス選びは高齢者と限らずどの世代の人にも共通します。いかに自分の体に合った物を見つけるかです。
自分の体に合ったマットレスを使い睡眠の質を高めて、快適な生活を送りましょう!!