「スマートフォンがないと落ち着かない!」なんて言ってしまうくらい必要な時代になっていますよね。
しかし、大人だけではなく子どもの間でも、スマートフォンによる問題は様々出てきています。
その中でも、よく聞くのは
いつの間にか時間が経っていたんだよね。
朝起きたら、あんまり寝た感じがしなかったんだよ。
私の場合、職場でもスマートフォンやタブレットを使用していることもあり、画面を見る機会が多くなってきています。
そのせいもあり「なかなか寝付けない」「夜間起きてしまう」「朝早く起きてしまう」などと、様々な悩みを抱えるようになってきました。
寝た感じもしない日々も続くと、休みの日は寝てばかり、仕事中は眠くて仕方ない。。通勤で1時間かかる車の運転も、ひどい時には眠くて仕方なく、途中でコンビニで休まなくてはいられないほどになってしまいました。
頭痛やめまいも出てきてしまう事もあり、スマートフォンやタブレットを使う時間を短くしてみました。すると、思っていた以上に熟眠感が得られ、寝起きスッキリ!になってきたのです。心配だった運転も、眠くなることも少なくなり、コンビニなどで休憩することなく、家や職場まで通勤出来るようになってきました。
私と同様、同じような悩みを抱えている人は少なくはないです。そこで、睡眠障害についてや、スマホが身体に与える影響などについて、紹介していきたいと思います。
睡眠障害とは?
睡眠障害とは、「睡眠に何らかの問題がある状態」です。
「眠れない」だけでなく、寝付けない、途中で目が覚めたりする、睡眠中に起き上がって徘徊するなども睡眠障害に含まれます。
徘徊とは
見当識障害や記憶障害などの中核症状出現の影響や、ストレスや不安などが重なって、絶えず歩き回ること。認知症や睡眠障害により起こることが多い。(引用:認知症ねっと)
睡眠不足の結果、日中眠気に襲われたり、身体がだるい、集中力が続かないなど、心と身体にさまざまな影響を及ぼします。
このような身体的症状が現れると、イライラしたり気持ちが落ち込んだりして精神的な症状も現れやすくなります。
一般成人のうち約10%が慢性的な不眠症で悩んでおり、そしてたまに不眠を感じる方は、約30〜50%にまで上ります。背景には、ライフスタイルの多様化、24時間社会における生活リズムの乱れ、ストレスなどがあるのかもしれません。
自分の中で、眠れない原因は何か?自分を見つめなおすことも改善の一つとなってきます。
不眠症とは?
不眠症とは、入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害などの睡眠問題が1ヶ月以上続き、日中に倦怠感・意欲低下・集中力低下・食欲低下などの不調が出現する病気です。
約5人に1人が不眠症状で悩んでいるといわれています。
特に、女性に比較的多く発症し、20~30歳代から始まり中年・老年と加齢とともに増加し、60歳以上では約3人に1人が不眠症状で悩んでいます。
原因は、神経質な性格やストレス、不規則な性格、病気、薬の副作用など様々。。
睡眠時間の短さや不眠状態ではなく、「不眠が長期間続き日中の不調により生活に支障が出る」ことで不眠症と診断されることもあります。
原因は何か?早めの対処が必要となってきます。
不眠が長期間続いてしまうと眠れないことに対する不安や焦り、緊張してしまったり、眠る為にはどのようにしたらいいか?考えすぎてしまい、さらに不眠が悪化するという悪循環に陥りることもあります。
不眠症のタイプとして、大きく4つに分けられます。
・入眠障害:床についてもなかなか寝付けない。(30分~1時間以上)
・中途覚醒:いったん眠りについても、翌朝起床するまでの間、夜中に何度も目が覚める。
・早朝覚醒:希望する時刻、あるいは通常の2時間以上前に目が覚め、その後眠れない。
・熟眠障害:眠りが浅く、睡眠時間のわりに熟眠した感じが得られない。
なお、これらの症状は同時に複数現れることがあります。
中でも入眠障害を訴える人が多く、高齢になるにつれて中途覚醒・早朝覚醒が増加しています。一つだけでなく、複数の症状を併せ持つ人も中にはいるので注意が必要です。
睡眠障害の原因
原因は、様々な環境や身体の状態、食生活、薬など様々。。
・悩みや緊張からのストレス、神経質な性格
・不規則な生活、運動不足
・寝具や枕が変わる、寝室の環境(温度、湿度、音、光など)
・病気(高血圧、心臓病、糖尿病、呼吸器疾患、アレルギー疾患、睡眠時無呼吸症候群、気管支喘息など)
・年齢、性差、頻尿、痛みなど
・薬の副作用
・アルコール、コーヒー(カフェイン)やたばこ(ニコチン)などの嗜好品
原因は人それぞれで、様々なものがあります。その原因を明確にしていく事が、解決の一歩に繋がってきます。
睡眠障害の症状
睡眠障害のサインや症状は大きく分けて、
1)不眠、2)日中の過剰な眠気、3)睡眠中に起こる異常行動や異常知覚・異常運動、4)睡眠・覚醒リズムの問題、の4つにまとめられます。
- 布団に入ってから眠るまでにいつも時間がかかる
- 寝付いたと思ったら、夜中に何度も目が覚めてしまう
- 目覚ましよりも早く目が覚め、それ以上眠れなくなることが多い
- 熟睡感がない、寝た気がしない
- いびきが気になる
- 日中に眠くなる事が多々ある
きちんと睡眠が取れていないと、このような症状がきっかけで、日常生活に影響が出てくるのです。
不眠症がおよぼす日常生活への影響
眠れない状態が長期間続くことで、様々な事が日常生活に出てきます。
- 日中の強い眠気
- 注意力や記憶力・集中力の低下
- 作業効率の低下
- 仕事のミスや事故の増加
- イライラ感や気分障害
- 体のだるさ
- 頭痛や胃腸の不調などの身体症状
このように、ちょっとした睡眠不足が積み重なると、日常生活に少しずつ影響が出てきます。そうならない為にも、少しずつ原因を探り、対処していくことが大切となってきます。
スマホとの関連性
では、長時間スマホをいじっていると、睡眠にどのような影響を及ぼすのでしょうか?
理由は主に以下の3つがあります。
・スマホをいじっている時間が長く、特に就寝前にいじっていると、睡眠時間が削られる。
・スマホで見ている内容が原因で生理的、心理的に興奮状態になり、目が覚めた状態になって睡眠に影響を及ぼす。
・夜にスマホをいじって画面から出る光を浴びると、自然な睡眠を誘う「メラトニン」というホルモンの分泌量が抑制され、昼夜の生活リズムが乱れて、寝つきが悪くなってしまう。
このような相談は多々受けます。それだけ、暗い中でスマホを操作することで、影響を受けている証拠なのです。
たった1件のメールチェックで、脳がエスプレッソ2杯分を飲んだときと同じくらいの覚醒状態になるんですよ!そりゃ、起きちゃいますよね。
対処法
スマホは便利な反面、大量の情報が入りすぎて逆にストレスになってしまうこともあります。
家に帰ってきても「学校の友達から連絡が来た!」
ゆっくりしたいのに職場から呼び出しの電話、確認の電話。「これでは家でも休まる暇がなくなってしまう!」なんて思ったことありませんか?
その通りなんです。常に連絡が取れる反面、連絡が来たことにより、感情がどうしても動いてしまい、どこかで自分の中でストレスとなったりしてしまいます。思い出したくないことを思い出してしまうのです。
ある意味、携帯がなかった時代の方が良かったかも。。。そんな時は、スマホの電源を切っておいたり、別の部屋に置いておき、考えない事も画面を見ないことも大切になってきます。
・スマホをいじる時間は、1日に1-2時間以内。
・睡眠時間・起床時間を一定に。
・就寝前に深部体温を下げて体を休息モードに。
・寝る前にスマホやパソコン・テレビなどの強い光を見ない。スマホの画面の明るさを調整したり、ブルーライトをカットする「夜間モード」設定する。
・寝酒・夕方以降のカフェイン摂取を控える。
仕事でもプライベートでも画面を見ることが多くなっている現状ですが、少しずつでも、上記の事をやってみてはいかかでしょうか?
おすすめ快眠グッズ
ちょっとしたものですが、参考程度に快眠グッズを紹介させて頂きますね!
おやすみ潤う防寒・遮光ドーム 2480円
見た目はアレだけど、効果がすごい!と人気です。
お肌や喉の乾燥を防ぐだけでなく、首肩の冷えとコリ、寒さによる頭痛にも! 自分だけの空間ができるので、防災時にも役に立ちます! 他ではなかなか見つからない、防寒・安眠グッズです。透明ポケットでスマホも見れちゃいます。
生地 : ポリエステル(PUコーティング)
サイズ: 使用時→縦50×横70×高さ43cm、収納時→直径19×7cm
重量: 230g
生産国 : 中国
詳細 : 遮光率99.99%、透明ポケット付き、濡れタオル掛けポケット付き、コンパクト収納可
VENEX(ベネクス) リカバリーウェア アイマスク ブラック 610603 3190円
クッション性の高い生地(中綿入り)が目元をやさしく包み込みます。
ストレッチ性があり心地よくフィットするパターン・カッティングを採用しているので、休養時、就寝時の耳や後頭部の不快感を軽減します。蒸れない吸汗速乾素材。
サイズ:S〜M周長47-50cm L〜XL周長53-57cm
素材:ポリエステル84%、ポリウレタン16%
まとめ
「睡眠障害」は睡眠に何らかの問題があり、悪化すると「不眠症」になってしまう。
原因は、食生活や環境、身体の状態や薬など様々である。
睡眠障害のサインや症状を見逃してしまうと、日常生活に影響が出てきてしまう。
スマホの光が、自然な睡眠を誘う「メラトニン」に影響を及ぼしてしまう。
対処法やグッズを活用し、それでも改善されない場合は受診をおすすめします!
「スマホ」という便利なものが出てきている反面、使い方を誤ると睡眠や日常生活に様々な影響を及ぼしてしまうのが現状です。
眠れなくて睡眠薬を使用していた私は、ついつい寝る前にスマホを見てしまっていました。眠れないから・・と言いながらも、さらに眠れないという、悪循環に陥っていました。今では、スマホを見る時間や生活環境、食生活の改善などを見直したおかげか、睡眠薬なしで眠れるようになりました。時々、コンビニに寄り道しないと行けなかった職場も行けるようになり、運転も怖くなくなりました。
日常生活に影響させない為にも、うまく「スマホ」と付き合ってみてはいかかでしょうか?